#8まで湯布院の大会編。#26までが「天の器」を求めた海外編。その後母をたずねて国内編が始まり、#32まで読んでの感想です。陶芸の技術とか、材料とか、おもしろいのですが、パターンが同じで、今ひとつのめり込めません。壮大な旅で、死者まで出したのに、やっと完成した「天の器」を壊して当事者で破片を分ける、とかいう結末の意味がわかりません。美咲の一人修行旅でよかったはずなのに、高杉さんを別行動で海外に行かせたのは、女が男をほったらかして一人で海外とかよく思われない時代の作品だからかなと思いました。せっかく高杉さんが地元の小さい窯元と丁寧に仕事している描写があったのに不自然に感じました。国内修行も、各地の陶器を知れるのは楽しいですが、コインを使って読みたい!とはなりませんでした。