スキマで「少年台風」が読めるとは思わなかった。小沢さとるの懐かしい海洋冒険物と言える漫画だろう。軍事物になっていないのは、少年が主人公で悪の組織と戦う構図だからだろうか。サブマリン707も、同じような展開を思い出す。海の物語だからか、登場人物には「速水」と言う名前が出ていなかったかな。
空母や戦艦、航空機のシーンが多い印象で覚えていたが、ちょっと正太郎少年に似た二人の関係が細かく書かれていたのだと再認識した。艦内の映画が「鉄人28号」と「鉄腕アトム」とは。当時の二大巨匠漫画だった。
今では日本が「いずも」や「そうりゅう型」保有するようになるとは。少年台風やサブマリンで、小沢は数十年先を予言して海洋物の漫画を描いていたのだろうか。想像するのも面白い。