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『少年台風』のレビュー

小澤さとる先生の海洋冒険もの。少年隊員として巨大空母「台風(タイフーン)」へ乗り込んだ二人の男子、三太と大助。彼らが乗艦の内外で体験したさまざまな出来事を描いている。謎の潜水艦との追跡劇や、日本へ侵入した怪組織との対決など手に汗握る場面は多い。しかし敵は敵として戦う一方、お互い人間と人間、分かり合うことも出来るはずだとどこかに希望も残してくれる…戦う者としては甘過ぎるが、少年として、そして一人の人間として忘れてならない心持ちではある…そういう物語だった。そもそも台風(タイフーン)が何のための組織なのか釈然としないなど設定が整理されてないため★は3つにしたが、そこは小澤先生の筆。★での評価なんて参考にならないほどの読み心地が感じられた。
2022年11月12日
スキマで「少年台風」が読めるとは思わなかった。小沢さとるの懐かしい海洋冒険物と言える漫画だろう。軍事物になっていないのは、少年が主人公で悪の組織と戦う構図だからだろうか。サブマリン707も、同じような展開を思い出す。海の物語だからか、登場人物には「速水」と言う名前が出ていなかったかな。 空母や戦艦、航空機のシーンが多い印象で覚えていたが、ちょっと正太郎少年に似た二人の関係が細かく書かれていたのだと再認識した。艦内の映画が「鉄人28号」と「鉄腕アトム」とは。当時の二大巨匠漫画だった。 今では日本が「いずも」や「そうりゅう型」保有するようになるとは。少年台風やサブマリンで、小沢は数十年先を予言して海洋物の漫画を描いていたのだろうか。想像するのも面白い。
2020年5月9日
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