少女漫画全盛期、典型的に対極にある少女たちを描いた作品をよくお見かけしたので、最初は軽い気持ちで読み始めてしまったのですが。
予想を上回る厳しい描写に胸が痛み、読後、現代でも社会が抱える問題である貧困による子供の犠牲を思いました。
救いの手といいましょうか、助かる手段が無いわけではないはずなのに、その方法である手続きまでに辿り着けない大人もいるのかもしれずで。
それから、時代背景などが、タブーや規制が今ほど明確ではないと思われ、いじめの場面は、ほぼ暴行傷害だと感じました。
最近も、著名人の過去のいじめ問題がクローズアップされたばかりであり、読みながら苦しかったです。