2016年連載当時、1話の最初で非常に緻密に描かれた、本を積み上げた部屋の絵に目を奪われて、「こんな画力の高いBL作家さんがいたのか!」と衝撃を受けました。つまり私の記念すべき初 日高さん作品。本作以外の日高さん著作は非BL含めて全部読んだのに、本作だけは二人ともずっと無表情で(フツー男友達ってこんなもんなんですかね?)、同居生活が全然楽しそうでなく、あまりにも遅々として進展しないのでイライラして1巻の半ばぐらいで一度断念したんです。でも今回長年のブランクをはさんで再度トライ。お互いが確実にお互いに片思いしてるはずなのに、どちらもなかなか自分の気持ちに素直になれなくて、6年間もズルズルと同居関係を続ける、幼稚園からの幼馴染同士がだんだんと距離を縮めて、相手とも自分とも向き合っていく話。1巻の終わりで「ぎゃー!進展しとるやん!これからどーなるん?!」となる。やはり日高作品はすごかった・・・おみそれしました。戸和田さんの役割も大事!てゆーかキャラが全員ステキで、みんな好き。7年もたつと読み手である自分自身も変わるもんなんですね・・・1巻から読み返してみるとこんなにいろんな表情や感情があふれていたのか、と再確認できました。本当に素晴らしかったです。めちゃくちゃオススメ。あ、でもリバ地雷の人は注意よ