歴史上の強く美しい女性の中でも、戦国時代に生き壮絶な死を遂げたガラシャのことをマンガでも読めて嬉しいです。
明智光秀の娘と作品紹介にありますが、ご存知の通り本能寺の変でガラシャは逆臣の娘となりました。
その後も、その身を守るため幽閉される中、彼女の夫は時代なのか、生来の性格なのか、嫌がるガラシャの意志とは裏腹に複数人の妾を持とうとしたり、かといってガラシャには特段の愛情を注ぎつつも、嫉妬深くあったりと、ガラシャを苦しめます。
洗礼を受けたガラシャにとって、離縁も、自害もタブー。時代も時代、苦悩も多かったことと思います。
そんな時代や境遇の中、生き抜いた女性のお話です。歴史が苦手な方でも、一人の女性の物語として、すんなりと受け入れられるストーリーだと思います。