本編の江戸前の旬よりこちらの方が面白い
激動の時代と言われた昭和中後期を織り交ぜながら
寿司職人鱒之介の若かりし日々を描く
寿司がメインぽく感じますが昭和がメインです
ゴラクの世代を考えたら当然ですが単なる料理漫画ではなく娯楽漫画として完成してるのが優秀なところ
君江の死は本筋上避けようがないのが残念ですが
後の整合上鱒っちゃんがか弱い嫁さんを抱きまくって殺めた性欲魔人にみたいなオチになるのが悲しい所
(3人目で止めておけば…でもそれだと旬君が…いやしかしそうすると鱒っちゃんが性欲魔人に…)
鱒之介の親父さんが生きてる間はまっとうだった女将さんが
厳しい親父が死んだあとどんどん俗物化していく所がリアリティありすぎて笑う
(絶対にモデルがいると思う)
江戸前の旬の前日譚ですが読み物としてはこちらの方が優秀だと思うので
江戸前の旬を知らない方はむしろこちらから読むのをオススメします