江戸前の旬が王道の話なら。
寿司魂はエピソード1みたいなモンで。
この「旬と大吾」は勧善懲悪の、いかにもな話ですな。
いい悪いじゃなく、オチは不要の漫画で。
そりゃそうだ。
旬が勝っても「そりゃ普通にやれば旬が勝つよな」になるし。
大吾が勝っても「そりゃ、あんだけ悪い事すりゃ大吾が勝つよな」になるし。
つまり、この作品は結果ではなく「過程」を楽しむ料理漫画ですな。
ま、こんな遊び心がある作品が作れるのも「江戸前の旬」って、しっかりした幹があるからこそで。
アラはあるけど、枝葉に目くじら立てちゃいけませんよ。