あらすじ
酒に溺れ家庭を顧みない作家・大谷の妻は、貧しい生活に苦悩し、子どもの将来を悲観していた。ある夜、大谷は何かに追われるように帰宅し、そこに「どろぼう」呼ばわりする夫婦が押しかける。そこで大谷が手にしたものは一本のナイフ――。しなやかに生きる“妻”の視点で進む、戦後の「愛の姿」を問う物語。
あらすじ
酒に溺れ家庭を顧みない作家・大谷の妻は、貧しい生活に苦悩し、子どもの将来を悲観していた。ある夜、大谷は何かに追われるように帰宅し、そこに「どろぼう」呼ばわりする夫婦が押しかける。そこで大谷が手にしたものは一本のナイフ――。しなやかに生きる“妻”の視点で進む、戦後の「愛の姿」を問う物語。
みんなのレビュー レビューする
ごめんなさい。大宰先生キライというか苦手というか、コイツほんまもんのクソやなんでこんなんがええねん、と読後必ず思ってしまう文学わからんちんの私ですが、さちみりほ先生の絵がついてしまうとうーん、ひとごとちゃうわ気をつけよ、と思ってしまった。
原作読み直してみましたが、セリフも筋立ても見事にそのまま。むしろ原作よりこっちのほうがオススメかも。背景情報も現代の我々には絵があったほうがわかりやすいです。
2020年8月8日
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276
あー、あれか
青空文庫で読みました。
馬鹿な男に尽くす女の話な
太宰の作品はそればっかな。
女を何だと思ってんだ。寂しい時に都合よく慰めてくれる母性?
甘ったれのマザコンかよ
いかにも男子には色んな苦悩が云々言ってるけどその実やってることはなんだ?酒や女に溺れて挙げ句心中か。
もてはやされる意味がわからん
芥川もたいがいだけど太宰もな!
………でも好き。
人間の、一個人の弱さや孤独が身に染みてうっかり共感できてしまう大作家です
…個人的には有名どころのこれや人間失格より高校で習った『水仙』がなんとも好きでした
また、『斜陽』など没落貴族のやるせなさ、弟を懸命に支えようとした姉の懸命さなどを見る限り原作者が女性蔑視しているかような先の発言は取り消します大変申し訳ありません
人の一生の物悲しい人間の弱さや葛藤、情景描写や心理描写が鋭く描ける素晴らしい方だと思います
2018年10月8日
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77
美しい絵で淡々と描かれた大正ロマン溢れる作品です。魔物のように人を惹き付けては裏切り傷つける魔性の男を夫に持った不幸な妻は、そのころの日本女性のステレオタイプだったのかも知れません。
主人公は、夫の仕打ちに耐え極貧に涙しつつも夫を立てるというような生活から徐々に目覚め、自立し小さな幸せを模索し始めます。弱く哀れだったのは魔物のような夫の方でした。
余韻の残る、不思議でノルタルジックなお話だなと思いましたが、原作は太宰治でした。退廃的な主人公の夫は、なるほど太宰ですね。
2018年9月6日
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59
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ごめんなさい。大宰先生キライというか苦手というか、コイツほんまもんのクソやなんでこんなんがええねん、と読後必ず思ってしまう文学わからんちんの私ですが、さちみりほ先生の絵がついてしまうとうーん、ひとごとちゃうわ気をつけよ、と思ってしまった。
原作読み直してみましたが、セリフも筋立ても見事にそのまま。むしろ原作よりこっちのほうがオススメかも。背景情報も現代の我々には絵があったほうがわかりやすいです。
2020年8月8日
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青空文庫で読みました。
馬鹿な男に尽くす女の話な
太宰の作品はそればっかな。
女を何だと思ってんだ。寂しい時に都合よく慰めてくれる母性?
甘ったれのマザコンかよ
いかにも男子には色んな苦悩が云々言ってるけどその実やってることはなんだ?酒や女に溺れて挙げ句心中か。
もてはやされる意味がわからん
芥川もたいがいだけど太宰もな!
………でも好き。
人間の、一個人の弱さや孤独が身に染みてうっかり共感できてしまう大作家です
…個人的には有名どころのこれや人間失格より高校で習った『水仙』がなんとも好きでした
また、『斜陽』など没落貴族のやるせなさ、弟を懸命に支えようとした姉の懸命さなどを見る限り原作者が女性蔑視しているかような先の発言は取り消します大変申し訳ありません
人の一生の物悲しい人間の弱さや葛藤、情景描写や心理描写が鋭く描ける素晴らしい方だと思います
2018年10月8日
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美しい絵で淡々と描かれた大正ロマン溢れる作品です。魔物のように人を惹き付けては裏切り傷つける魔性の男を夫に持った不幸な妻は、そのころの日本女性のステレオタイプだったのかも知れません。
主人公は、夫の仕打ちに耐え極貧に涙しつつも夫を立てるというような生活から徐々に目覚め、自立し小さな幸せを模索し始めます。弱く哀れだったのは魔物のような夫の方でした。
余韻の残る、不思議でノルタルジックなお話だなと思いましたが、原作は太宰治でした。退廃的な主人公の夫は、なるほど太宰ですね。
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