この作品は既に一通り読んだけど、こりゃあアデルが悪いよ。結果としてそうなってしまった、としても同情の余地は一切なく、ストレートに言ってしまえば“自業自得”だね。そりゃあ手前は悪気はないとしても作品を読む限りアデルの行動や言動は人を怒らせてしまうし、リネットが(アデルを)避けるのも無理がないと思うよ。アデルはリネットが自分のことを避けていることに対して「リネットは私のことを避けている…(泣き)」と嘆いているけど、仮に俺だってアデルみたいな奴が実際にいたら避けるよ。かかわってもロクなことがないもん。で、このアデル。タチが悪いのが、手前が轢いてしまった少女のお見舞いに一度も行かなかったということだね。たとえ“誤って”であっても、轢いてしまったのならばお見舞いに行って某プロレスラーみたいに「すまんかった」と一言謝罪していたら少しは違っただろうね。このアデルの悪行はこれだけでないんだよね。もうとにかく目立つの大好きな奴だから、それが人を傷付けて悪い印象を与えてしまう訳だよ。それはさておき、アデルの数々の悪行の代償だけど、この程度で済むのならば未だマシな方だと思うよ。まぁアデルの身になってみればマシな方でなく、最悪な結果かもしれないけど、読者視点で見ればマシな方だよ。まぁあくまで俺個人の意見だけど、この漫画の教訓は「アデルみたいなやったら周囲から嫌われるよ」ってことだね。