残酷な描写が多いですので閲覧注意、とはすみません書いておきます。私が病みまくった過去がありまして…
ただ本当に描き手様がここまで描かれたことに驚きました。
伍子胥列伝まであるとは
世界的にも最も古く科挙を受ける人間は「史記」を必ず読破するなど、(科挙→宰相になれる試験。重要な役人になれるための試験です。最高が殿試です。殿試まで行けば一族は讃えられ繁栄です。 合格出来る人間は本当に一握りで東大のどの学部に入るよりも何億も楽、とも言われています。中国では星や月すらも動かす存在とか。
私何かが語る事を憚れるほど、「史記」は有名です。
時代がかなり変わりますが中国の皇帝で真っ当な人間だったのは清の光緒帝くらいしか思い浮かばないです。
漫画では「史記」の著者である司馬遷、も登場しますが恐らく漫画担当様が敬意を表してだと思いますが違う解釈になっています。本当はもっと苛烈です。漫画のために優しく描写かもしれません。
司馬遼太郎先生が司馬遷の足元にも私は及ばないという思いから名前を頂いた
それがこちらの司馬遷です。
他にも私の浅い知識で申し訳無いのですがこれは違うな、と思った部分もかなり多いのですが読ませて頂けて…本当にありがとうございました。
最も気になったものが
項羽と劉邦ですが傍目には
劉邦は民のために女性も殺すな子供も殺すなと虐殺をしない英雄として描かれていますが
実際には漫画の最後の辺りで本性が描かれたというか
相当に苛烈なことをしています。決して人として優れた本性ではないです。今でいうサイコパスじゃないかと思います。
劉邦自身が自分かわいさのために、子どもを投げ捨てて敗走することもあったほど。
決して英雄ではなく個人的には大嫌いな人物で、散々に忠義に仕えてくれた三人の「漢の三傑」の1人も惨殺しています。漢の王になった後です。
その漢の王になった後に、何代か後に武帝という愚昧が出て
李陵を庇った司馬遷の人生、などや背景などが描かれていました。