これだけ読後満足感を得られる作品は中々無いんじゃないでしょうか?
大正から昭和、第二次世界大戦終息まで。この時代を駆けた女性2人を主役に華やかな華族の世界や婦人参政権運動を通して、悲しみや苦しさに負けずしたたかに誇り高く前を向いて生き抜いた半生を描いています。
片方の主役は、さながらスカーレット・オハラのよう。奔放でも決して見失うことなく我が道を強く生き抜き、先見の明を持っています。
もう一人は、日本の女性解放運動に関わった女性たちがモデルでしょうか。女性を人として尊重されるために戦いながらも、頭でっかちにならずしなやかで理知的で逞しい。
大河とか朝ドラで放送して欲しいぐらい、素晴らしい作品でした。