文句なしの神作。ちる点1400越え。話もキャラも設定も絵も全部良く、トータルバランスがすごく高い。もういっそのこと全国の歴史の教科書これで良くね?て思うぐらい(よかねぇよ)脳内の日本史知識が上書きされそうになりました。ガッコではもちろん卑弥呼は女性と習いますよね。彼女の側近には弟のほかに隠し夫のような男性がいて、寝所にも出入りして身の回りの世話をしたそうですから、彼がこの物語のモチーフになっているのでしょう。ラストは賛否ありますが、先代もそれを見越した発言をしていたし、そもそも○力のない素晴らしい王もこの世にはたくさん存在するし、○力が王になるための必要最低条件ではないのですから、私は大いに納得のいく終わり方でした。なによりとにかく全ページ絵が美しい。タトゥーが色っぽい。唯一の難点は受けの見た目がちょっと女性っぽいことですが、この設定なら致し方あるまい(シーンによってはちゃんとロン毛の男性に見えるし、一人称も「俺」、言動はちゃんと男です)。あと最初のえr描写はこじ付け感パねぇ「あ~はいはい、やっぱりBLお約束ね」ってモヤる(あ、これもう「唯一」じゃなくて2か所だw)。さて、#1(本編)でえr不完全燃焼と思われた方に朗報です:#2の「20ページ小冊子」は必見です!えrえrです!あと同著者の「カラー・コレクション」もすっごいオススメなのでぜひ。