昔、【白い巨塔】と言うドラマがあった。何となく似ている気がする。
確かに細かい処は作画上の【取材ミスか、取材不足】だろう。もしくは、【うっかりミス】というものだ。作者もそうだが、【編集部】でも確認は出来たはずだ。
ただ、このドラマでは関係者が死んでいるのだが【警察】が出てこないのは不味い仕上げだ。実際の処、これだけのことをやれば病院側に何らかの不祥事があると見るのが普通だと思う。流石に金で警察を買収と言うのは無理があるだろう。
それでも、このドラマは病院内部の確執と言う意味では傑作だと思う。
治療と言うドラマなら幾らでもある。ドクターX、ドクターK、ブラックジャック、最上の命医、ゴッドハンド輝、救命病棟・・・天医無縫なども・・・
サスペンス風だと、女医レイカ、女監察医、
看護婦系なら、ナースステーション、
子供関係なら、こどものお医者、P・ハート、
ところが、病院内部、医薬品会社系のドラマと言うのは極めて少ない。
実際の処、製剤メーカーと言うのは病院系列と繋がりが無いと検証が出来ないという事実がある。そこにデータ捏造などの落とし穴がある。
如何に、医薬品としての認可を得るかが会社としての至上命令でもある。
となれば、幾ら病院側に金をばら撒いても、認可さえ取れれば、価格を釣り上げて元を取るという芸当が可能になる。だが、今の認可制度、データの検証制度、そして、認可を得る為に【厚生省】への裏金が流れていないという保証はない。
ちなみに、今、販売されている医薬品のほとんどが、【効果が薄れている】という。それは、あらゆる病原菌が薬品に対する【耐性】を獲得、もしくは、【変異】していると言われている。ただし、花粉症だけは別で、公園も道路も舗装化され地下へ沈まないことが原因でもある。更に、車の増加によるタイヤゴム、及び、カーボンである。道路にたまった花粉は風が吹けば空気中に漂う。