紙の本で読んでいるとても好きな作品。こちらでも見られて嬉しいです。タイトルのすごさにひるみますが、内容は文学です。タイトルの通り体を繋げられない主人公。それでも結婚するけれど 体の悩みは解決されず、就職先の学校でも…と挫折に次ぐ挫折に静かに病んでいくのが痛々しい。 見るのが辛くなる描写が続きますが、少し我慢すると3巻からは痛めた胸がじんわり暖かくなる展開があります。もし挫折しそうになっても、少し希望をもって見てもらいたいです。 その上で、漫画のもったりした絵が田舎臭さや主人公の抱えるどろどろした絶望にマッチしておどろおどろしく感じますが、希望が見えた時 その重さから解き放たれた温かみを感じなんて完成度の高さだろうと感動しました。 もうすぐ最終巻が発売されるのが、楽しみでいて寂しく感じます。