この作家の作品で、【こどものお医者】【新こどものお医者】【愛情物語】そして、【大人になりましょ】なのだが、普通に見るならば【あり得ないだろとか、漫画だから】或いは、【惚気漫画】かと言う風に思うだろう。しかし、そうではないと感じている。この作家は【否定的】なことを【逆説的】に描いているのだと思う。意図的でもあるし恣意的でもある。【生活的基盤】というものを考えるなら、このドラマの舞台の設定を、【現実的に生活している人】が実行出来るかと言う疑問も浮かび上がる。そこに、勇気と決断が試されるのではなかろうか?【高額な収入】を手にし優雅がな生活、モノに溢れた贅沢な生活、煌びやかに自分を飾りたい感覚など色々あるし、その環境から離れたくないのかもしれぬ。だが、その環境から脱却し新たな人生を選択している【夫婦や家族】がいることも事実である。子供が喘息で環境の良い処、夫婦が海や田園などを望んでいるなど、それぞれである。収入の多いことか、それとも、贅沢は出来ないが自分達の望んだ人生なのか、であろう。物の豊かさではなく、心の拠り所となる豊かさなのかもしれぬ。それは、夫婦であり家族でしか分からないものなのかもしれぬ。