あら?みちのくアタミさんの著作なのにスキマではあまり注目されてませんね?表紙をご覧の通り「人間x吸血鬼」。舞台は1960年代、江戸後期を含みます。絵の美しさは折り紙付き。ぜひネタバレなしでお楽しみください。ただ、「アダムの肋骨」もそうだったんですが、みちのくさん著作ってところどころにツメの甘さというか、「あぁ・・・こういうシーンを描きたいから無理やりこの設定でこの展開にしてるな」みたいな無理くり感を感じます。好きなものを無理やり詰め込んだせいでロジック破綻してるというか、「ここでこんなこと普通言う?or する?」みたいなのも含めて。できる漫画家さんたちはここが逆(=展開させていった結果そうなる:自然 ⇔ 描きたいシーンから逆算:不自然)なんですよね。「はじまりはナカから」(ちる点1600越え!)ではそういうのは全く感じず、素晴らしかったです。あと14歳の少年がハダ○で・・・というシーンがあるので、それら2点が気にならない方ならオススメです。今だけ1巻が30%オフなのでぜひお手に取ってみてください。ちなみに吸血鬼BLお好きな方は、吉尾アキラさんの「フォークロアのごちそう」とミナヅキアキラさんの「スモーキーネクター」もオススメなのでぜひ。