『ペナントレース やまだたいちの軌跡』は俺が子供の頃に読んだことがある漫画で、当時は物語の良さがわからず漫画を捨ててしまった。
ただ、物語で覚えているのはたいちのウィルスが繁殖して、アストロズの選手達に感染していくところだった(笑)。
年月が流れて、俺は別のサイトで本作を再び読める機会に恵まれて本作を読んだ。この『ペナントレース やまだたいちの軌跡』は作品データベースでさほど良い評価を受けていなかったが、俺は、
「え、これ面白いよ。作品データベースで本作をけなしている人は本作をしっかり読んだのかな?」と思ったね。うん。
『ペナントレース やまだたいちの軌跡』の面白いところは、何をやらしてもダメでプロ入り前から皆にバカにされていた主人公が、プロ入りを果たして己をステップアップさせるところだね。
まぁ主人公が何をやらしてもダメという落ちこぼれな主人公が何かを通して己を上昇させる物語のは作者の十八番だけど、本作を読んでいると、自然的に主人公を応援したくなるんだよな。
それと物語を読んでいて思ったのが、やまだたいちはまるで映画『8マイル』のエミネミみたいだな、ということ。
というのも『8マイル』でのエミネムもラップがまともに歌えず、まわりからバカにされていたけど、それでも己のスキルを磨く姿はまるでやまだたいちみたいに思えたんだよ。
本作は古い漫画の部類に入るけど、だからといって侮れないよ。うん。