福原鉄平先生の短編集。長さも方向性もバラバラの8つの作品から成っている。とは言え福原先生らしい独特の絵柄、そして常に漂うレトロフューチャーじみた、或いは夕暮れめいた色濃い風情は変わらない。なのでもし第1話が気に入ったなら、バラバラな作品たちの詰まったおもちゃ箱のようにその散らかり様を楽しめるだろう。(以下なぜか目次が無いので代書:♯1、セルロイドの少女 / ♯2、鬼門洞 / ♯3、貸し本版鬼門洞 武蔵野異界 / ♯4、夜女王朝女王 / 紫古都物語 / ♯5、百鬼屋さんがやって来る / ♯6、午後のアリス / ♯8、氷神姫)