最初は真面目に描かれていたのだが、終わりごろになると、何故か、お笑いが入って来る。でも、面白い。ただ、全員がそれぞれに描かれていないのが残念でもある。何故、そこにいるのか?なぜ、その仕事をしているのか?一人一人の思いを描いて欲しかった。また、調教師でありながら、余り、その部分が描かれていないのも不満ではある。それに、このドラマはまだ未完成である。何故なら、アメリカの目的の地へ到達しレースに出ていないからだ。完結するなら、そこまで描き切るべきだろう。このドラマは一人ではなく全員で立ち向かったものと言う意味合いが強い気がする。馬を育成する、馬を立ち直らせるという思いを込めたドラマとしてはジョッキーのように華々しくはないが、陰で馬たちを見守る当事者たちの意気込みを掛けた世界でもあろうか。蹄の描写の所は【風のシルフィード】にも老人が登場してくる。片や調教師、片やジョッキーであるが、どちらも銘作であり内容的に被っているところもあるが楽しいドラマではある。