恋愛ものではなく、ヒューマンドラマの名作です。もし自分が主人公の立場だった場合、マイクにどう接していただろう?と深く考えさせられました。主人公:佐藤隆太さん、マイク:把瑠都さんで実写ドラマ化もされましたが、涙なくしては見られませんでした。LGBTについて知りたい人はもちろんのこと、LGBTはウンザリという人も、老若男女問わず、一人でも多くの人に読んでもらいたいです。ちなみに一卵性双生児の片方が同性愛者の場合、もう片方も同性愛者になる確率は約30~50%だそうです。遺伝子情報が100%一緒なんだから、そこは100%じゃないのか!へぇ~と驚いた記憶があります。もちろん「じゃあ環境で同性愛者になるのか」と勘違いされる方もいるでしょうが、それは全くの誤解で、はるか昔から一定数、先天的な原因でそういった人々は存在しており、その割合はどの時代のどの集団で調べても変わりません。この一卵性双生児の性的指向(※嗜好ではありません)が100%一致しない件に関してはいまだに謎のままなので、いつか解明される日が来るかもしれませんね。