初期の絵柄だし、受けが私のあまり好きではない乙女思考・言動だってのは分かってて買ったんですが、それでも序盤でくじかれました:①カウンセラーが「復讐してやろうか」「呪ってやれ」と言ってた2コマ先で「嫉妬心はモンスターだ エサをやるな」→矛盾してます…。間に「じゃなくて~」とか挿入もされてないし、そういう意味で描いてらっしゃるんでしょうけど、読み手としてはそこで「えぇ…」となってしまいました。②2人目の女性で監禁・脅し・土下座強要で警察案件があったのに、そこにも触れられずモヤっとしました(1人目の女性はちゃんと警察介入したのに)。2012年の作品なので、まだ差別用語や「(ゲイCPは)世間に後ろ指さされる」などの表現も出てきます。全体的に至って普通なBL作品、っていう印象に辛うじてならなかったのは、妹ちゃんとご高齢の女装ゲイである梓さんのおかげでした。ARUKUさん著作ほぼコンプしてますが、☆2にしたくなったのは本作が初めてです。でも嫉妬ウサギが可愛いのと、名刺を出すカウンセラーがイケメン過ぎるのとでオマケの☆3。<注意点>超絶ウザい女が2人も出てくるので、そういうの無理な方は回れ右です。でもべっしーは大好き。