バイオハザードがプレステで発売される前にバイオハザードそのものを描き、あの宗教が大規模化学テロを起こす前に宗教家が確信犯で大規模テロを起こすことを描いた稀有な漫画。
正直、バイオハザードの関係者はここからインスピレーションを得たのではないかとも思うくらいです。
少女漫画レーベルから出ていますが各国の軍事バランス、戦闘シーン、それぞれの登場人物の生き方、どれもがとてもリアルでスケールが大きく、これこそ映像化してほしい名作。
特に少女漫画雑誌に掲載されず単行本書下ろしとなった最終巻は、雑誌を経由していたらけして許されなかったであろうシビアな表現や描写が胸を打ちます。苦さの中の鮮烈な幸福をぜひ見届けてほしいです