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『晴れた空』のレビュー

アメリカ軍の手によって人も、建物も、全てが焼き払われてしまった街「東京」。生き残った人々が食うや食わずで過ごす中、年端もいかない少年たちが「生きるため」に力を合わせる様子を描いた力作。普通の市民が、一歩間違えればたちまち死を迎えかねない毎日。そんなものが戦後もこの日本に存在していたと、その中を必死で生きぬいた人たちが確かに存在していたのだと、声高に叫ぶこと無く心に沁みさせてくれる良作。
2023年8月16日
東京で生まれて上野や御徒町によく行く身でありながら戦後のヤミ市や浮浪児たちの事は何となくでしか知識になかったけど、このような雰囲気だったのかと勉強になった。 ただ前田さんが出てくるまで、美人のお母さんがよく地下道生活で性的なトラブルに見舞われなかったなと驚く。子供だけでは守り切れないだろうし…。たぶん現実ではそんな美しい話は無かったと思う。
2023年6月5日
初めて石川サブロウさんの作品を読みましたが、すごい漫画家さんだなぁと思いました。最近の漫画はセリフが多すぎて読むだけで精一杯。読まないと話についていけないので、絵まで見る余裕がない。その点、このかたの漫画はセリフと絵のバランスがよく、絵もじっくり見れて引き込まれる。「漫画を読んだ!!」という気がします。
2023年4月24日
石川サブロウさんの「ひょぼくれ文佐」や「がばいばあちゃん」が面白かったので、こちらも読んでみました。戦時中の話は悲しい話が多いのでつい敬遠しがちでしたが、こちらは明るく逞しく生きていく子どもたちが時にはユーモラスで、途中で挫折することなく一気に読み終えました。 確かに話に都合が良過ぎるところもありますが、皆が生きることに一生懸命で、子供達には道を外させたくないと思いやり、力を貸す大人たちも確かにいたはずだと思いたいですよね。 こういう時代があっての今の日本なんだなと思いました。戦後直後の日本を知らない世代に読んで欲しい作品です。
2023年4月22日
戦争のために悲惨な生活を強いられた人達が良く描かれている。実際にあったかもしれない状況で、涙を誘うような場面も。自分も含めて、戦争を知らない世代が読むべき!
2022年3月11日
残念ながら原作の衝撃的なラストシーンには遠く及ばない。 それでも漫画化したのは嬉しい限りだ。 綺麗ごとだけじゃない半村先生の作品を知ってもらいたい、是非小説を読んでもらいたい。そこには希望が生まれるための絶望が記されている。
2021年1月29日
すごいよかった
2020年10月24日
今だからこそ読むべき漫画。 政治的な主義思想は様々ですがもし、万が一、本土が戦場となればどうなるのか、そんな環境で生きるとはどういうことか、その中で人として守るべき筋とは何たるべきかを考えさせられるシーンが多く登場します。 戦後約70年を迎え、新たに戦争の火種の燻りを感じる今だからこそ改めて読むべき漫画です。
2020年10月5日
戦中戦後の苦しい時代を乗り越えた方々から、生きる勇気をもらいました。
2020年10月2日
とても良かったです。こういったテーマの話には必ず極限下にある人間の悪の部分が描かれるものと思っていたのですが、このお話ではその予想がほぼ裏切られます。(良い意味で) 裏切りや嫉妬や自虐、仲間割れも無く破滅を迎える子もいなくて、女性がそれを理由に過度にひどい目に遭うこともなく、みんなが信頼し合って本音と優しさで最後まで頑張る姿が読めます。 メインキャラ以外の他の浮浪児や闇市の人間達もそうです。悪人ですら話が通じる。 ある意味綺麗な部分だけを描写した、実際とはかけ離れたものなのかとも思いますが、それでも読んでいて救われました。 ただ後半はだいぶ夢物語のような都合の良さになってしまい駆け足だなとは感じましたが、この時代に生きる力と精神力があったキャラ達だからこそなのかな…とも。 前田さんの最期には納得しました。 良い漫画を読めて良かったです。お金払いたかったので色んな所で買ってしまいました。
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2020年8月21日
8月ということで、すすめられて拝読しました。 辛い環境の中でも子供たちとお母さんの明るく懸命に生きる姿に励まされ、心温まる良い作品でした。 だからこそ、最後が辛かった…。いつ死んでもいいと思っていた前田さんにとって、子どもたちやお母さんと出会い、彼らを守りたいと思った事が生きる意味になっていたのでしょう。そして文字通り命を懸けて守ったんですね。早くにお母さんと結ばれていればとも思いましたが、死に場所を求めていた彼は自分が死んだ後の事を考えて最後までそうしなかったのかもしれません。 現状を変えたいと願った人々の物語でしたが、皆が揃って笑っていたあの頃から変わらないで欲しかったと願ってしまうくらいに感情移入してしまいました。 最後が駆け足だったのが残念でしたが、原作も読んでみたいと思いました。
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2020年8月16日
痛快、勇気が湧き出る作品でした。、
2020年7月1日
まだ1巻までですが、戦争が終わったあとでもただ食べるために生きてきたひとがたくさんいたんだなあと切なくなるし、でもそんな切なさも明るくコミカルに描かれててとても読みやすいです。結構今のネットとかでお年寄りを老害って決めつけてるひともいるけど(実際に横柄で酷い人もいますが)こういう時代を這ってでも生きてきた人達でもあると改めて尊敬したくなります。
2020年7月1日
二回読んでしまいました。何度読んでも面白いし学ぶものがあります。子供達の純粋な優しさや大人の使命、義理や人情など…正直想像もつかない世界ですが、現実にあったことなんだよなと真摯に受け止めて、恥のない生き方をしたいと考えさせられます。自分が同じ境遇だったら、こんな強く優しくいられないだろうと思うし、みんなを尊敬します。そしてやっぱり子供な面も見てしまうと、本当に辛かったろうに弱さを見せない健気さにも心打たれました。 こんな稚拙なレビューで申し訳ないくらいです。長くなく、コンパクトにまとまっていますが、とても読み応えがあります。 最後が少し駆け足な気がしましたが、ここまで成長し、前田さんが子供達を信じて託してやっと逝けたのだと感じました。重藤さんはスパイス的なものとして読みました…掘り下げて欲しかったけれど、これはあくまで少年達に重きを置いていると割り切ると三巻でこの作品は凄いです。 お金、家族、大切な人を守る、義理を通す、など…幸せの形は人それぞれですね。
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2020年6月23日
このような時代を経て現代(いま)があるのだとあらためて感じさせられる作品です。
2020年6月20日
戦後直後の話は面白いが、2巻辺りから一気に話が飛んで駆け足になってしまって残念。 ずっと支援をしてきた組織も、子供たちを洗脳とか何も手綱をつけずにいて、何がしたかったのかわからない。
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2020年6月15日
あそこまで書いたなら、もう少し謀略史観風のテイストをきっちり出し切って欲しかった気も。 でも嫌いではありません。
2020年6月12日
戦後が舞台の漫画。死に物狂いで働き、生きるためにはなんでもしなければいけなかった少年たちを見ていると涙が。。。 もの凄くオススメです!
2020年6月7日
正直,3巻はかなり駆け足で消化不良な印象。20話まで重藤の顔が隠されていた意味もよくわからない。▼ 終わりまで読んで,改めて最初から読み返すと,前田はずっと死に場所を求めていたのだと思う。吉野夫人もそうだが,彼もまた戦災孤児たちとの関わりの中で命を永らえた一人として描かれていたのだろう。▼ 今の日本で大半の人間が犯罪に手を染めずに生きていけることはすごく恵まれているのだなと改めて感じた。▼ ところでもともとのタイトルは『晴れた空』ではなく『天(そら)より高く』だった?
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2020年5月10日
戦後の荒廃した世の中でたくましく生きる子どもたちとお母さんとの姿に涙😢ながらも暖かい気持ちで読ませていただいています。
2020年5月6日
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