スキマ

『ミッドナイト・ウォーク』のレビュー

面白いです。
2021年11月29日
大通りの真ん中を真っ直ぐ歩きたい、側溝に追いやられても前進したい、ひっそりと一人細い道を行く、そんな男たちの汗と鼻水と涙の抵抗が熱い。平穏の為に自身を偽ったり、孤独を選んで適当なスリルを夢みていても「生きがい」や「誰かの為に」を欲する時がやって来る。誰しもが「生」を要求してなんだか苦しく、この作者の根底にロックンロールがあることがひしひしと伝わってくる。最後の「2人の手はつながったまま」では毛色が変わって力が抜けて、昔の食器用洗剤CMの手繋ぎ老夫婦を思い出し「実はあのじじばばも?」と想像して笑わされたうえに和まされた。どの話も良作だと思うけれど、2話目「夜半」だけでも充分☆5。
2021年7月28日
むさ苦しくカッコ悪く、めちゃくちゃ不器用に葛藤しながらもがき生きる男達がジットリと描かれています。 絵が独特で、女性ウケはしづらいかもしれません
2021年4月29日
話自体は面白く無くはないが、やはり画力が足りず空間が汚く感じる
2019年8月31日
フツウから一歩はみ出した人生を送るそれぞれの主人公たちと、展開の読めないストーリー。 読んで損はないです! 一話目のカタルシスと、あとがきのほのかな感動のギャップがすごい。 作者さんの熱いソウルを感じる濃厚な一冊。
2018年12月29日
救いのなさが凄まじい作品集。 「夜半」の生と愛の深みは一種独特なので男性同性愛に抵抗がなければオススメ。 迫害されるモンスターたちの「ファンタスティックキラーコンドーム」は悲惨で悲しい。 全体的に登場人物が足掻く姿が痛ましく、また心をえぐる凄みがある。
2018年9月29日
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