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『おらが村』のレビュー

何ということも無い農村風景。誰もが見慣れている、故に普段は見過ごされてしまうその風景こそ、実は長い長い時間の中で重ねられた汗と涙の結果である。…言葉にすると平凡だけど、もし本作の様な作品が無かったら、そうしたさまざまな想い、行動の存在を、改めて意識することは出来なかったかもしれない。矢口先生は決してストーリーテラーではないので時に読み難い回も有るけれど、精緻で的確な筆致で描かれる美しい風景を前に、本当に視線の先に留めおくべきものとは何かを、読んで気付かされるような気がする。
2023年9月19日
北国の村を舞台にした一話完結型の群像劇。 出稼ぎ問題、過疎化、自然、差別、伝統、相互扶助、村社会の暗部等をストーリーの軸に、そこで生きる人達の美しさ、悲しさ、健気さ、美学、理屈でない感情を繊細に描いたドラマである。 昭和中期の純文学の短編集にこういった雰囲気の作品が多い。 画力も圧倒的で、一見してわかるデッサン力や人物の躍動感や背景の綿密さだけではなく、画面全体の作りが異常に上手い。 ダイナミックな作風の釣りキチ三平やマタギ文化を描いた作品が有名だが、このレベルの繊細な物を描ける漫画家は殆ど居ない。
2023年8月5日
時代を思わされるが、読んでて何か暖かい物を感じる。無くしたくない原日本の風景のように自然と共に生きるピュアさがある。矢口先生が心に残る描きたかった世界なのだろうと思いました。
2023年7月29日
昔の東北の田舎の話。 出稼ぎや普段の話、恋愛と初めて読みました。 1970年代に書かれたので時代は、感じますが引き込まれてしまいました。
2022年10月23日
面白いです。
2022年4月18日
昔の絵なのでどうしても古さはある、内容も野暮ったい、だがそれでも読ませるものを持っているし現代に近づく程だんだん面白くなっていく、思わぬ傑作だった。
2022年4月1日
村の生活や実情をきれいな絵で描かれていてとても良かった
2022年2月21日
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