『この空の下に』のレビュー
良家で親に慈しまれた娘が、当然のように、似た生育環境の男性に守られ結婚する未来を想い描くレール上にいる。
そんな物語が違和感なかった時代がありました。
無理強いではなく、自然に好きになれる好青年が相手である場合、ほとんどヒロインのハッピーが約束される展開なのですが、池田理代子先生は抗えない運命の変転を描きます。
まさかの事態が降りかかった時、まさかを受け容れる、受け容れない。
そのどちらを選ぼうとも、涙を流す誰かがいるというのは実に残酷です。
一話完結なのが物足りなくないのは、池田先生がラストに救いを描写してくださっているから。
幸せというものは、長い目で見ないとわかりません。
そんなことも教えてくれる作品だと思います。
2021年8月13日
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69
せつない!けど、面白い!池田理代子好きだなー!
2021年1月3日
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9
悲しい話だな。些細なミスが二人の仲を裂いてしまう。うん、悲劇だな。
けど、こーなってしまったのはしょうがねぇと思う。
手前のミスで一人の人間の目をつぶしてしまったのだから、責任は取らなきゃいけないと思う。これで、
「俺は悪くない! あそこで絵を描いていたお前が悪い!」
だなんて開き直って、ヒロインと結ばれたら完全なガチクズだよ。
けど、手前のしたことに逃げず、婚約者を捨ててでも目をつぶしてしまった相手を一生面倒みるという姿勢はほめるべきだと思う。
本作は悲しい話だけど、バッドエンドという訳でないよ。
ネタバレを含みます
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2019年6月29日
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6
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