『獅子の時代』のレビュー
前田の立ち位置は、あのアンドレ戦(1986年4月29日)を境に大きく変わったよね。
あの試合は、誰が見てもアンドレの試合放棄による前田のKO勝ちだった。アンドレの商品価値を落とさないために無効試合にしただけだよね。そしてあれ以降、前田は周囲から危険視されるようになったんだよね。
あの年のＩＷＧＰだって、猪木やアンドレを、前田から避けるためにブロック制にしたんでしょ。ファンはちゃんと分かってるから。
前田は、前記のアンドレ戦で完全に勝ったと思ってるよね。そして10月9日のニールセン戦で、実質的に猪木を超えたと思ってるよね。
でもその後、前田を超える者は誰も現れなかった。それって前田の人生で良かったことなのかな?
猪木はある意味、前田の台頭で楽できたからねえ。前田の頑固過ぎる性格は、周囲と意見が合わなければ摩擦を生じさせ、挙げ句に暴力まで振るう。言語道断だよね。
今の前田さん、どうも好きになれません!
2024年2月24日
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5
前田日明が最も輝いていた時代の漫画だね。当時（昭和61年前後)は、猪木がエースの時代が長く続いていて、マンネリ感は少なからずあったよね。それに当時、プロレスファンは、猪木の後継者になれるのは前田しかいないと思っていたからね。だからあの当時、猪木ｖｓ前田、やって欲しかった。
それと、猪木にあって前田にないものって何だろね。猪木には周囲の人間を許す寛大さがあるよね。新間寿や大塚直樹を許してるからね。前田は、猪木のような寛大さがないね。
もう１つ、前田には、猪木にとっての坂口征二とか新間寿とか大塚直樹のような存在がいないよね。前田には、片腕と言うか懐刀と言うか、まあ側近と呼べる人物が誰もいない。みんな離れて行ってしまって、結局はいつも前田独りぼっちになってるよね。見ていてみっともない！
一連の異種格闘技戦で戦いの可能性を広げたのが猪木なら、総合格闘技を世に定着させたのが前田なんだよね。前田が世間であまり評価されていないのは、彼の人間性に問題があると思うな！
2021年4月27日
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90
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