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『西郷隆盛』のレビュー

戊辰戦争が終わり明治政府が誕生、その後なぜまた日本国で内戦(西南戦争)が始まったのか? しかも、かつての新政府軍のメンバー同士が何故砲火を交えたのか? までの流れが良く分かる内容だと思いました。 劇中のセリフにある、「維新の功臣 (西郷隆盛) がなぜ明治の逆臣になるのか・・・」 が分かり易く書かれている良書だと思いました。
2021年11月19日
私は西郷さんは好きではありませんが(珍しいかな?)、それでも楽しめました。ありきたりな西郷賛歌にならず、複数の視点・立場からの明治維新~西南戦争が知れて面白かったです。 作中で「西郷さんは政治家ではなく革命家である(意訳)」というセリフがあり、これに長年西郷隆盛に感じていた疑問や違和感に腑が落ちました。 ただ、場面転換でいきなり東京から熊本などの地方に飛ぶが地名が書かれていない事があったり、メインキャラ以外の佐賀や会津の下級士族の青年が同じに見えたりして、1度読んだだけだと誰が誰かと混乱してしまいました。
ネタバレを含みます
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2021年4月27日
西郷さんは質素な家に住み、賄賂なども決して受け取らなかったそうです。本当に国を憂い崇高な精神を持った人でした。そりゃその立場になれば贅沢だってできるし、したいのが人間です。しかし国を背負って働くにはまず自分を律しないと説得力がありません。立派なかっこしないと他人にバカにされると言い訳して贅沢を肯定してるバカは今もいますよね。年齢を重ねて来て心が豊かというのは西郷さんの生き方だとつくづく思います。いい家、いい車、見栄えのいい異性などをはべらせて満足する人もいますが、そんなもの持ってなくても自分が良けりゃそんなのどうでもいいと思えるようになった自分がおります。
2020年5月27日
今年は明治元年から150年とのことですが、政治の中身は何も変わっていませんでした。国のことを俯瞰して行動した西郷どんは去り、器の小さな心の貧しいものが産業界と結託し政府を牛耳っているだけです。 …という切り口で描かれています。 私はこの作者にソ連崩壊以後の自民党史を描いてもらいたいと思います、特に小泉政権以後は笑えない内容になるでしょう。
2018年12月8日
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