見えなければ無いに等しく、信じなければ存在しない。怪(あやかし)。
すっきりとした線と黒塗りから生まれる、柔らかで乾いた感じと少しの湿気が、彼らが存在している日々に引き込んでくれる。
男性の粋な着物の柄や着こなし、女性の華やかな着物にぽってりリボン、快活な袴姿も目に嬉しい。
そして何よりも、店主をめぐる謎を軸に繰り広げられる「怪たち」の愛らしいこと!悶絶です悶絶!
猫又の銀を何度抱きしめたい衝動に駆られたことか、、、。
あ、人に見られる状況で読むのは危険ですよ。画面に向かってひたすら微笑を湛えた人になってますから、きっと。お気をつけ下さい。