面白かった!一気に読みました。理解できてない方が大勢いらっしゃるようなので僭越ながら少し読み解くと、ラストは読み手に「さぁ、真相は次のどれだと思う?」と考えさせるような終わり方です(ネタバレではなく、推測です)。①主人公が精神を患っていて、全部彼女のイマジナリーフレンドのような妄想だった ②あの子は幽霊もしくは生霊だった。つまりファンタジー ③全てあの子が丹念に計画実行した殺人未遂で、引っ越しの男の子にも「引っ越しなんて行ってない」と口裏を合わせるよう根回ししていた。これらのどれなのかは作者に聞かないと分からない、そこが本作の面白さだと私は解釈しています。
マイナスレビューについて:(1) 絵柄は、ちゃんと基礎ができてるかたが押さえるべきポイントを押さえたうえで、崩せるとこだけを崩してる描き方でキレイだし、(2) キャラが似てるのも最終章で理由が分かります(妄想なら自分と気が合うようにイマジナリーフレンドを似させるのは当たり前、メンヘラ殺人未遂なら似た者同士が引き寄せられる法則)。(3) オッサンがうんぬんは、オッサンの方が何倍もひどいことしてるから、拍手が起こったのも(女性としては特に)十分納得できる描き方でした。マイナスレビューにまどわされないで、より多くの人に読んでほしいです。カテとしては百合に入るのかな?地雷の人は要注意です。