「女王のトランク」が素晴らしくて短編も読ませていただきました。
「花の24年組」の正当な継承者のような作風で、懐かしくも志が高い作品群。
「24年組」も今漫画を描いているのは萩尾望都と山岸凉子くらいな気がするが、彼女達もかなり絵柄や世界観が変わってしまった中、こういうひたすら好きで続けてあのへんの世界観を大切に血肉にしてきた感じの方は「黄金の人」(成長のために自分に泥を混ぜなかった人。山岸凉子の「パニュキス」参照)だなあ、と出会いを喜んでいる。
ご自分のペースでじっくり好きな世界を描いて言って欲しい作家さんです。