“貝塚町”。 私たち双子の姉妹 翆(すい)と美音(みおん)はずっとこの町で育ってきた。 いつもと変わらない二人一緒に迎える誕生日。 毎年、住民が信仰する団体施設を訪れることが町の仕来りとなっている しかし、今年は特別な“儀式”を受けると両親から突然伝えられた… 施設へ入ろうとしたとき、 初恋の相手“浜岡”くんが誕生日だからとわざわざ会いに来てくれた。 彼が去り際に渡してきた手紙を開くと、 ただ一言 「逃げて」 とだけ記してあった。 その一言に不安を抱きつつ儀式が始まる。 「教団に身を捧げなさい」 合図とともに私たちの身体を押さえつける男たち。 そのまま胸や陰部を荒々しく弄られる。 どうしてこんな目に… 必死に抵抗を続けるが、 卑猥な行為はさらにエスカレートして… 私たちはこの“儀式”の本当の意味を身をもって知ることとなる。 ～冥海の魚たち　第一話～