泣きました。名作です。同作者の「果ての荒野でバカンスを」は個人的に勝手に「手塚◯虫風味のBL」とカテゴライズしてます。もちろん双方に最大の敬意を込めて。どちらもPixi◯で大量に試し読みできるのでぜひ行ってみてください。本作は「日本人作家の描く中華系BL」です。まず表紙の美しさに目を奪われましたが、中身も赤河さん特有の不思議な空気感が漂っていてゾクゾクします。そうこうしているうちに後半で感情のジェットコースターに乗せられてしまい、息も絶え絶えになりそうなところで赤河さんならではの救いが待っていて、ホッとしてラストで得も言われぬ穏やかな、平安な気持ちに包まれます。皆さんにはぜひ、ネタバレなしで味わっていただきたいです。あぁアレね!となるはずです。私的に実質★4.9なんですが、0.1は2人の見た目がそこまで好みではなかった点です(「果て~」に入っている「蛙~」はその点100点満点でした!カッコいい&可愛い!)。も~~~のすごくオススメです。