この作品は、コンビニバージョンがあって人気が出たと思う。斬り合う部分は少なく、探索、解明に至るドラマ。作者の作品の中でも特別で、【重みと深み】をイラストに込められたもの。原作をどこまで忠実に表現できるか、デジペンではなく手描きされたイラストとしてはかなり質の高い描写でもある。漫画家志望の人達にとっても参考になるのではなかろうか。時代劇の描写は難しいと言われる。面白いのが桶・・プラスチックに見えては拙いし存在しない。着物も男と女では違う。ドラマのシナリオはかなり重いので苦手な人もいるかもしれぬ。優れた作品である。対象は別だが【P・ハート】医療ものだがこちらも素晴らしい。原作から漫画化されたもので光瀬龍【百億の昼と千億の夜】がある。これを【萩尾望都】氏がイラスト化したものである。これも重いシナリオだが見事に世界観が表現されている。今はないがA5特別版が発刊された。