さすが吉尾アキラさん、お気に入り登録者数が151ってすごいですね。「ご主人様は王子がお好き」のスピンオフで、あちらの当て馬役が本作の受けです。幼馴染でDK同士、ワンコ攻めx不憫受け。吉尾さんはせつない表情が絶妙に上手い。特に悲しい笑みというか、あの表情じゃなければこんなにこのシーンで読み手の心が締め付けられることはなかっただろうな、という、そんな表情。だからたとえ内容や設定が好みじゃなくても、読むのをやめられない作家さんです。読む前は前作の役柄のせいもあって受けにあまり好感が持てなかったため、そもそもがマイナススタートでした。彼の置かれた状況や家庭環境もかなり現実味がなく(ていうか普通なら親が逮捕されるレベル)、しかも受け攻め2人の性格がどうもつかみどころがなくてなかなか2人を好きになれなかったんです。でも人の温かみを知らない受けが意外と人間らしい言動をしたり、攻めの言葉遣いが意外と可愛かったり、1回読んだだけじゃ分からなかった細かい性格設定などが見えてきて、だんだんとキャラそのものも好きになれました。攻めとその弟の名前も武士っぽくて良い。てか1巻最後のページー!激萌え!1・2巻同時収録の「初恋グリッター」は同じく幼馴染でDK同士。だが!受け攻めにビックリ!( ゚Д゚)そっちかー!しかも受けの肌にうすーくトーン入ってるんですよ。スポーツで軽く日焼けした黒髪短髪受け、しかも三白眼で身長189cm!というのが良かったです。攻めも小柄でめちゃくちゃ可愛いのにちゃんと男の子。逆体格差がお好きな方、これはめちゃくちゃオススメですよ。しかも修正甘いですね!これ大丈夫?!(意訳=ありがとう)