沖縄の南の島ならではの文化や信仰観、美しい風景をバックに、老人と若い女子の心の交流が描かれています。昔持っていたのですが何度も泣きました。
原作付きなので話がおもしろいのはもちろんですが、キャラクターそれぞれをとっても魅力的で漫画オリジナルのギャグも効いてるので、「原作のほうがいいじゃん」とならない稀少な漫画化作品。若者も、おばさんも、じじばばもそれぞれ魅力的に描けるこの作者さんはそうとう絵が上手いです。
それにしてもこうして見ると沖縄って日本が占領した他国だよなーとひしひしと感じます。言葉も文化も完全に別物です。最近、近隣の国で民族浄化みたいなことがされていて世界的に問題になっていますが、手段は同じでないものの日本にもあったし今もある現実なんだよなと...主人公の綾乃が文化が消えていってしまうことにあせる気持ちもよく分かります。
エキゾチックな観光地として消費してるだけでいいのか?と改めて感じます。