7話『時を超える着物』を読み終え、自然に感涙しました。
私も今、アンティークのある物を手に入れようと検討中なのですが、ヴィンテージよりも長い時を重ね、現代人の手許へやってきたアンティーク着物は、あの大戦中もこの世に在り、我が国の歩みを目撃していました。
『時を超える着物』のストーリーは、ファンタジック濃厚な仕掛けの中に、現在、不調に立ち止まりそうであった主人公を励まし再起させる過去からのエールが込められたかのような作品です。
この漫画家さんの絵は曲線美ながら、ヒロインの意志を表す表情が凛々しく、私はたっぷり愛読させていただいています。