「独特の世界観」とか手垢の付きまくった安っぽい表現は使いたくありませんが、そうとしか言い表せられない風変わりな作風。お世辞にも作画のレベルが高いとは言えないが、これ以上写実的になられるとグロレベルがR15指定になりそうなので、逆に良い案配になってます。死に行く者の見送り系漫画は「死神くん」にしろ「死役所」にしろヒューマンな内容が多く最後にホロリとさせられる感動作になりがちですが(それも好き)アマネはもっと御陽気です、ホラー映画で例えるならピータージャクソンの「ブレインデッド」やサムライミの「死霊のはらわた2」みたいな感じと言えば良いでしょうか。伏線もいろいろ撒いてあったのに、打ち切りという残念な形での連載終了となってしまったようですが、無料でサクッと読める秀作としてオススメ出来ます。