『バベルの図書館』のレビュー
よくわからないけどひきこまれます……
2021年12月14日
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読み終えてふと表紙を見た時に「…あぁー!」となりました。話を振り返って表紙を見れば見るほど私には怖い絵に見えてきます。読み始めと読み終わりの印象がこんなに違ってしまった漫画は初めてかもしれません。私が書くとホラーのレビューみたいですけど(ホラーじゃないですよ)、人によって全く異なる解釈感想になりそうな、なかなか面白い作品だと思います。
2021年8月28日
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その昔、オマリーという人が『もし天国ばかりに目を据えて、決して地上を見ないなら、あなたはきっと地獄行き』と語った。そして芥川龍之介は『人世は地獄より地獄的である』と著した。…この世界に、天使なんて居るんだろうか。読み手である私たちこそ、求めても得られないものばかりの日々を抜け出すその鍵を、本当に見つけられるのだろうか? そう問いかけるような話だった。
2021年8月11日
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淡々と進むヤバい話。ジワジワと高まっていく重苦しい緊迫感はこれまで経験したことのないものだった。が,最後が少しあっけなかった。「文字」/「時間」の仕組みをもう少し突き詰めて見せてもらいたかったところ。▼たまたま同時期に読んだこともあって,ここに出てくる「言葉」や「文章」は,中島敦『文字禍』における「文字」に似たものを感じた。
2020年9月25日
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有名な幻想作家ボルヘスの同名小説が下敷き。
主人公の超能力について特に説明がなく、かつ先の展開も見えづらいので、途中やや読むのに苦労しました。
ただ、最後のあとがきを読んで納得。もう一度読み返してみたい作品です。
2018年2月27日
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可愛い絵柄に意外な毒を孕んだお話。
最初は自分の持つ特殊な能力を利用してクラスの女の子のに近づく渡瀬くんを危ないやつだなーと思っていましたが、相馬さんの方がよっぽどブッ飛んでました…。
ラストの解釈は難しいところですね。考察の余地があるのでそういうのが好きな人は楽しめるかと。
2018年2月22日
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