『曽祢まさこ短編集 氷の城 分冊』のレビュー
正直、煮え切らない男にも自分勝手な母親にも終始イライラし続け、あ〜これは自分の好きな作品にはなりそうにないな、と思いながら読み進めました。なのに最後あと残りほんの数ページ、というところで名言「氷の城はだれの心にもあるのだわ」にやられました・・・読んで良かった。主人公と同じで、母親の気持ち、今なら確かにわかります・・・。「あなたに氷の城を作らせたりはしない」自分もこんな風に相手を思いやろう・・・。いろんな人に読んでもらいたいです。
あと、男性キャラが主人公女性より年下、って曽祢さん作品ではかなり珍しいですね。彼の言葉遣い、話し方がやはり年上である相手の女性を敬った感じがにじみ出ていて、他の曽祢作品とは全然違うのですごく新鮮でした。
あと、二番目の作品!曽祢さんたまにこういう終わり方するんですよね・・・尻切れトンボだったので不完全燃焼感すごいです。
最後の作品がやはり一番アクが少な目というか・・・すんなり楽しめますね。私も眼鏡男子にグッときました。
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2022年7月4日
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0
小学生だったかな。
その頃に読んで、ストーリーと絵柄が好きではまりました。
今、三十八歳なんですけど、当時のときのまま読める数少ない作品です。
2021年5月8日
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5
タイトルからして、もっと背筋が凍るようなサスペンスホラーかと思いましたが、ラブストーリーでした。面白かったです。
2021年4月9日
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3
親戚の家で家事をしたり、近所のベビーシッター等のアルバイトをしながら生活していた少女が、犬の散歩で訪れた公園で、ある少年と知り合い親しくなります。が、少年には、心臓の弱い母親がいて、自分の好きなように出来ません。その様な二人を描いた作品です。最後には悲しい事が起こりますが、二人で乗り越えようとする作品です。。
誰でも、心の中には氷のような気持ちがあるということを、教えてくれる内容です。昭和の漫画を懐かしく思われている方や、興味のある方には、読んで欲しい作品です。
2020年9月3日
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83
大好きな曽祢まさこ様の作品。
世代が全く違うので絵が古いなと思ってた時期もあるけど今では全てがとても洗練されてて可愛く思える。髪型も洋服も。
デジタルが普及した今、アナログでここまで緻密に描ける漫画家さんはどれだけいるだろう。
背景(アシスタントが描いてるにしても)も人物もとても綺麗で生原稿を見たら物凄い迫力だと思う。
内容も特に最後の話が秀逸だった。テディが成長して眼鏡になってたのが個人的に◎
2020年6月23日
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72
二人の街角、のラストがスッキリしないなぁと思いました。詳しくは書きませんが、あと1話分でその後を描いていたなら納得出来るのですけど。
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2020年2月19日
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5
手に入らない作品をここで拝読できて感無量です。有難うございます。曽祢先生の作品は切なくて優しくて時に恐ろしくて最高です。
2020年2月11日
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9
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