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『ブラックジャックによろしく』のレビュー

悪質な漫画。「取材した」という建前で、実際の制度や医療に対してなんの専門知識もない漫画家が「欧米を礼賛して日本を貶めたい」という気持ちだけで、嘘八百の偽"リアル"医療漫画を描いている。こんな漫画をリアルとの区別がつかずに支持している読者はまず最低限の思考力を身につける必要があるし、また必ず裏を取る習慣をつけるべき。 例えばこの漫画では混合診療が出来ないから自由診療を一部でも選択すると全てが自費になるかのように書いているが、実際は先進医療制度があって組み合わせが可能だし、また高額療養費を避けるための制度もある。またこの漫画はやたらと「医師の給与が低い」という印象を与えたがっているが、最も給与が低い大学病院の研修医でも年収は350万以上あり、全くの嘘。研修医を終え一般の医師となれば、勤務医でも年収1500万以上が普通であり、医師の給与が高いのは事実で、「医者は貧乏!」などという刷り込みをする意味がわからない。ましてや名門大学病院の研修医でこの待遇はありえない。一体何を"取材"したのか。 また「海外では24時間いつでも病院に入れてどんな検査でも受けられるのが当たり前!」という大嘘が出てくる。そんな国は一つも存在しない。例えば日本では医療費無料ともてはやされるデンマークでも、waiting listが長すぎて、その間に病気が悪化して死ぬ患者がいくらでもいる。むしろ日本では待機時間はかなり短い方であり、統計的データに全く反する大嘘が書いてある。また「世界中で使われている薬が未承認なのは日本だけ!」というのも大嘘。実際は他国で承認された薬でも使っていない状況などいくらでもある。また日本の承認が遅いというのも嘘であり、実際に承認品目数を比べたデータを見てみれば、EU, 米国, 日本での承認スピードと承認数はほぼ同じである。審査期間の中央値は日本が10ヶ月、米国が8か月、EUが13ヶ月。 また手術中の描写も酷い。医療の現場では血液に触れないというのは大原則で医師に限らず医療スタッフは全員血液に触らないように細心の注意を払っているのに、この漫画では外科手術に立ち会うのにゴーグルもつけずにいて、顔に血が飛び散る様子がまるでカッコ良いシーンかのように描いてある。医療従事者に本当に取材しているならばこんな漫画を書くのはありえない。
2023年8月18日
使命感だけで医師にはなれないというか理想がキレイすぎてなんとも。
2023年1月21日
全ての人にオススメ!双子の赤ちゃんには号泣です。ガン患者の母親にも涙止まらず、自分の肉親ならと考えます。臨床研修制度の不条理さ、医局の都合により歪められる医療(因みに現在の医局は、多くの医大にて相当改善されて来ている!との事だそうです)、健康保険制度の矛盾、患者や家族との葛藤などを経て主人公は成長して行きます。また第一部9巻より、精神医療の複雑かつ社会的な問題がかなり克明に描かれています(同13巻まで)。最近ではどの職場でも、精神的な問題を抱える人が増えてきました。上記の統合失調症理解のためにも、これらの項目に付いては一読を薦めます。(一部の企業内研修にて、同上の一読が推奨されています)
2022年12月27日
人を選ぶ。不快なまでに苦難の連続で、矛盾する言い方だが、面白いけど楽しむ為に読む作品ではない。 登場人物全員がヒラメ顔で、それが更に度々リアルな描写をされるので気持ち悪くなる。 もうホラーやがな
2022年11月19日
がん患者編を見て思った。 主人公が暑苦しいのは嫌いじゃないけど、一人の命がかかってるんだから治療を諦めたくないのはわかるし、少しでも希望があるなら自費診療で治療したいのもわかるけど、 ひと月に何百万もかかるのに、「(払えないなら)家や土地を売ってでも」と家族に伝えようするのはいかがなものか... 主人公は嫌いじゃないけど、たまに嫌いになります。 でも面白いです
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2022年6月17日
若い頃に紙の本で読みましたが、年月月が経ち、その頃とは全く違った側面から読めて面白く、またもや考えさせられます。医は仁術といわれた時代もありましたが、そういう時代に戻ってほしい。
2022年6月11日
とにかく面白いです!連作者の最初ですね。研修医の斎藤医師の成長物語です。大学病院の内情も書かれていて、興味深いような、おそらく現実もこんなものなんだろうなあ、とわかるので、ちょっと怖い感じもします。とにかく、ストーリーとしては、面白いです。やや暗めですが。
2022年3月4日
数年前に読みましたが、もう涙涙です。 あまりにも現実的過ぎる、そして家族の葛藤、本当にリアル。 読んでてつらかった。でも誰もが通る道。 私もあと数カ月で母親を癌で亡くします。 気持ちの整理を含めてもう一度この漫画を読ませてもらいます。
2022年3月1日
良かったです。
2022年2月10日
本当に感動した。日本は医療資源(いわゆる病院の設備)が世界一と言われている一方、現場ではこんなに大変なことが起きているとはつゆほども知らなかった。自分は男だし、基本的には泣かない方が良いと思っているが、この漫画は本当に涙が止まらなかった。
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2022年1月26日
若き熱血医師が医者とは何なのか...という永遠の課題に苦悩しながら奮闘する姿は理想的で正義派フィクションとしてはとても読みがいがあるのですが、自分、自分、自分....の主人公がちょっとイタ過ぎて、正直、暑苦しい~と感じることも多いー。でも「顔芸」での表現がなかなか力作だと思います!
2022年1月19日
面白かったです。
2021年12月21日
コロナで思った。
2021年11月21日
がん患者編まで読了 辻本さんが最初に訪れた小児科から手渡された紹介状を見もしないで手渡していたのが、夏休み前の退院時に主人公から渡された紹介状を読んでこんなに書き込みが…って涙する これが病気と向き合うって事で、辻本さんの成長も感じられた。 主人公の狂気じみた正義感と感化されつつある周りの人間の狂気… 現状を変えるにはそんな人間が必要なんだなと思わされました。
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2021年11月16日
斎藤先生にイライラする。自己中な正義感ふりかざしてるようにしか思えない。でも作品としては面白いです。
2021年10月3日
有名だけど今まで読んだことが無かった。どうしてこんなにキャラデザが悪いんだ? 主人公の同僚、バイト先の先輩医師の顔面が特に酷い。美男美女だけ出せとは言わんが…。 内容が中々面白いだけに残念だ。
2021年7月31日
大学病院の汚さ全開ってとこかな。どの医療ドラマでも書かれてるけど。
2021年7月31日
夜のドライブはやめよう
2021年7月16日
話は面白いが、作画が受け入れられず、読み進められない。
2021年6月27日
悲しいぐらい「命は平等ではない」実情を伝えてくれる作品。中でも「小児科」編は胸が痛くなる。(日本では小児科医の数が、今もなお右肩下がりで減っている。しかも連載当時に描かれた時より更に早いペースで‥。)救える命が救えなくっている現実は、大人達が絶ちきらないとダメだ。と痛感しました。
2021年6月20日
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