『闇のアレキサンドラ もうひとりのわたし』のレビュー
なんで今まで読んでこなかったんだろう？もんーーーのすごく良いです。名作です。あまりの感動に読後しばし呆然としてしまった・・・こんなに涙腺をやられるとは思わなかったし、今こうしてレビュー書いてても泣けてくる・・・。各巻読むたびに「えっ、もう1冊読み終わった？！」ってなるぐらい、時間も忘れて一気に読めました。原さん作品でこんなの初めてです。恋愛そのものよりも復讐劇に重点を置いているのも非常に珍しい（もちろん恋愛も大事に描いてらっしゃいます）。さらに「いったい誰とくっつくのー？！」が最後の最後、残り10ページぐらいになるまでわからないという。ちなみに私はリカルド推しです。ただ1つだけ難点をあげるなら、作画崩壊度が過去イチなことです・・・1999年発行ですが、2020年以降に発行されたハーレクイン3作（「令嬢と翡翠の伯爵」「男爵に魔法のキスを」「男爵令嬢と恋の薔薇」）よりも、男性の顔が果てしなく縦長に、手の大きさはめちゃくちゃになります（あ、本作はハーレクインじゃありません）。でもこればっかりは仕方ないですね・・・そのマイナス点を差し引いても大いに余りあるくらい、本作の出来は本当に素晴らしいです。原さん作品はスキマさんで大量に読めますが、本作は "発行" が1999年でも "電子配信開始" が2022年なので、当分のあいだ無料にはならないと思います。なので迷ってる方はホントぜひ！以上、ネット上に驚くほどレビューが少ないのでご参考になさってください。
2023年4月6日
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