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『機械性放棄ホワイトボックス』のレビュー

それが感想を言語化し難い作品だったとして、だから読む価値が無い、とは限らない。収録作が2編の短編集。1作目は、見た目可愛らしい女の子の"洗浄"について。その女の子が何者なのかすら分からないまま、急に話は途切れる。2作目は不幸な魔法少女の所業について。ディストピアの種は驚くほど何処にも転がっている、そんな感覚に襲われるばかり。
2024年6月15日
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