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『きみのご冥福なんていのらない』のレビュー

【アイデアは良いのですが…】 アイデアや着想は良い感じなのですが、それ以上でもそれ以下でもない感じ。 わざわざゾンビにする必要もないし、これなら幽霊としても存在できる気がしなくもない。 そして、ゾンビとして復活するための条件としての【胸のドキドキ】をその原動力とするならば、その伏線を生きているうちに作って欲しい。 例えば、「小学生の頃から、主人公は大きな事件(例えば両親の交通事故の目撃など)に出会ってしまい、完全に心を閉ざしてしまって無感動・無感情となっしまった。言われたことを言われた通りにこなすと【良い子供】と言われるのでその通りにしていたが、楽しさを感じることは一切なかった。生きていても死んでいても同じだと思っていたが、ヒロインにあった時に初めて心臓がドキドキして動き始めた。そして彼女といるときだけは心がドキドキして生きているという実感があった。それで人間らしい感情が生まれた。」というような設定を第一話で盛り込むと非常に面白くなる。 それによって生きるということと、心臓のドキドキが一致してゾンビとなって復活する際の伏線となることができる。 また、ヒロインの復活も早すぎて困る。本当にあれだけ好きでいて唯一無二の存在であったら、あのぐらいの落ち込みですまないはず。 お墓参りでの復活のきっかけも弱すぎる。 ヒロインがボロボロになった姿から「何で勝手に死んだの!生き返ってよ。私なんか生きている意味がないの。あなたがいないと私の心臓が動いている気がしないの。生き返ってよ!」 そして、叫び過ぎて興奮しすぎて心臓の鼓動が速くなりそのまま倒れて、その心臓の鼓動が地面に伝わって「この音が今なら聞こえるかしら…」と、 このまま死ぬつもりで地面に横たわっていると急に復活する。 このぐらいしっかりと貯めたような やり取りがあると それ以降が非常に深いものになって面白い。
ネタバレを含みます
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2023年1月21日
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