スキマ スキマ - 無料漫画を読んでポイ活!現金・電子マネーに交換も!

『ステイルメイト』のレビュー

[ステイルメイト]:個人的に、いわゆる"バベルの塔"とは幼児期における"自我"をイメージ化したものだと考えている。この作品はその構造を逆手にとって、致命的アクシデントを「殻を破る」行為として意味付け。その結果「自ら見るべきものが見えるようになった」と描写していたように印象を得た。また塔の造形が魅力的だったため、塔内での日常メインの長編も読んでみたくなった。[ミリオの空]:夢をかなえる、つまり生きて行くだけの力が身に付くことで、主人公は生きる事はよく傷つく事でもある現実を知った、故に"和解"も出来たのだろう。この更なる生が、どうか空のように広がって行きますように…そう思えた。
2022年3月13日
『ステイルメイト』:手段の目的化からの目的の手段化みたいな,ある意味すごく身につまされる話。理由も意味も不明確なまま,ただ「今までこうやってきたから」というだけで続いている何の生産性もない仕事,周りを見るとたくさんある(それを指摘すると「それを仕事として生活してる人がいるんだからそんなこと言うな」みたいなことを言うやつがいたりするけど)。最後の皮肉の利いた終わり方まで含めて良い話だった。ただ一点,ツカサの職業に納得感が薄かった。建築家的な職業じゃないのか……。▼ 『ミリオの空』:道具立てはよくあるパターンなのに,かなり難解な話。"Don't think, feel" の精神で受け取るべき話だとは思う。まあ思春期の子どものいる父子家庭って難しい。
2022年2月26日
レビューフィルタ