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『罪なき子』のレビュー

下記3つの西洋の話が入った短編集です。どれも怖くて内2つは史実。 このなんというか・・・決してハピエンとは言えないまでも、何かしらの希望や教訓を残してくれる、でもほの暗くて悲しい、そんな曽祢作品の良さがつまった一冊ですね。 ①表題作:全部で2話。愛する者に悪意を持って近づく敵を排除するのはまだなんとか共感できたけど、人間として当たり前に持ってるネジが1個欠けてるのかぁ。きついけどこの中で一番読後感がマシでした(そう、あくまで「マシ」w)。しっかし、あとがきで言及されてる曽祢さんですらトラウマになった小説、怖いよー! ②「断罪の家」:暴力描写含みます。さすがに読んでていろいろキツい!なので★マイナス1です。 ③「革命と断頭台」:これタイムリーというか、最近の(といっても2022/7/8)事件にも通ずるものがあります。あとがきの最後の3行、やはり女性の立場から締めくくってくれてる作者が好き。 以上、どれも自分の視野を広げてくれる作品でした。オススメです。
ネタバレを含みます
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2022年11月17日
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