『夜光闘姫スカーレット』のレビュー
［魔獣結社］の前日譚にあたる作品。前作に比べると事件の規模は小さく、描き方もマイルド感が増している。なので派手さや尖った感じこそ後退したものの、その分をリアリティ有る奥深さで埋めるなど手堅さは増していた。なにより表紙でやや損をしているものの、主人公なのにタヌキ呼ばわりされる沙織嬢は可愛らしい。他の人物たちも全体に渋みや頼りがいが有りそうで好感。出来ればこの作品にはもっと長く続いて［呪術廻戦］のように流行って欲しかった。
2022年11月14日
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