『ぼくのほんとうの話』のレビュー
同著者の実話エッセイ漫画「純情少年 僕が男とヤッた理由」は高校時代についてでしたが、本作はその1年前に発売された、小学校時代の実話エッセイ漫画です。素晴らしい。想像より数段良かった。せつなくて苦しくて、胸を締め付けられる。虫や星のたとえも秀逸すぎて、本当に小学生の感性なの?と驚かされるばかり。「純情少年~」の方が1年後なのに、なぜか本作の方が絵が読みやすかったです。子供の描写に合う絵柄なんだなぁ。ただやっぱり値段だけが惜しい!196ページで1000円ちょいは高すぎるw そういう不満点はありつつも、今回は内容があまりにも素晴らしかったので☆5としました。「純情少年~」よりもこちらの方が私としてはおすすめです(もちろん両方おすすめですが、1冊選べと言われればこっち)。今は日本の小学校でもLGBT+についてきちんと学ぶそうですね。私自身はLGBT+活動家でもアンチでもなんでもないノンケ女性ですが、友人に当事者は何人もいます。本当に読んで良かったし、老若男女問わず、一人でも多くの方に読んでもらいたいです。
2024年7月11日
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