『宵待草事件簿』のレビュー
大正時代の芸術家たちのぶっ飛んだ時代を感じられました。ウィキペディアで検索しながら各々の顔写真をみていろいろと勉強になりました。たくさん脚注がついていてよかったです。当時の猟奇的な事件もネット検索していろいろとしれました。
2020年8月6日
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推理小説というよりはトレビア的に面白い。
「明智小五郎」の秘かなる想い人があの有名な絵のなかの美女、というところはフィクションなのかもしれないが、大筋は史実だろう。次々に登場する文士絵師、プロレタリアートの主義者たちに青踏の女性たち。楚々とした美少女、妖艶な責絵の美人。名前だけは知っている人々の 意外な絡みが面白い。
難を言えば、あまりにも多くの有名人が出てきすぎることだろうか。個人的には「明智」先生がもっと翻弄されてくれるとより好みだったかも。
2020年4月11日
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